【25年6月最新】マリオットボンヴォイは改悪の連続?マリオットボンヴォイアメックスはもう不要?保有歴6年の僕が本音で「カード発行をやめるべきか」を解説

世界最大級のホテルロイヤルティプログラムであるマリオットボンヴォイ

マリオットボンヴォイアメックスの登場により、日本国内でも一気に知名度と人気が高まりました。

しかしその一方で、ここ数年で「改悪」とも言える変更が続いているのも事実です。

例えば、ポイントの価値が下がったことやSNA(スイートナイトアワード)の承認率低下、マリオットボンヴォイアメックスの普及によりエリート会員が増えたことが挙げられます。

この記事では、過去の改悪事例やその影響、そして今後どのように活用していくべきかを徹底的に解説します。

また、合わせてマリオットとアメックスが提携して発行しているマリオットボンヴォイアメックス(旧、SPGアメックス)についても、保有すべきカードか解説します。

目次(タップで該当箇所へ)

マリオットボンヴォイの改悪について

マリオットボンヴォイは、もともと「ポイントが貯まりやすく、使いやすい」「エリート会員特典が魅力的」など、多くの旅行好きから支持されてきました。

しかし近年、その特典の質やお得感が徐々に薄れてきており、ユーザーからは「改悪が続いている」との声が増えています。

ポイントの実質的な価値低下

マリオットボンヴォイのポイントは、以前は「1ポイント=1円以上の価値が出ることもある」と言われており、ポイントを上手く使えば非常にお得な旅行が可能でした。

とくに、旧カテゴリ制(カテゴリー1~8)時代では「オフピーク時に高級ホテルを予約する」など、戦略的に予約することでコストパフォーマンスが最大化されていました。

しかし、2022年にカテゴリ制が廃止され、「変動制(Dynamic Pricing)」に移行したことで状況が一変します。

宿泊に必要なポイント数が、ホテルの需要に応じて日々変わるようになり、以下のようなケースが頻発するようになりました。

  • 以前は50,000ポイントで泊まれたホテルが、今は70,000ポイント以上必要
  • 安い日でも思ったほどポイントが下がらない
  • ピーク時は逆に現金より損な場合もある

この変動制には「柔軟にポイント利用できる」というメリットもありますが、実質的には値上げに近い状況と捉えるユーザーも多く「ポイントの価値がわかりづらい」「お得感が減った」との声につながっています。

SNA(スイートナイトアワード)の承認率低下

SNA(スイートナイトアワード)は、年間50泊以上で得られる「チョイス特典」の中でも人気の高い特典であり、通常予約した部屋に対して事前にスイートルームへのアップグレードがリクエスト可能です。

僕自身も、基本的にはチョイス特典の中でSNAを選んでいます。

しかし、以下のような問題が相次ぎ、実質的に「使えない特典」になりつつあるとの声もあります。

  • 対象ブランドや部屋タイプが少ない
  • リクエストしても宿泊直前まで承認されず、結果キャンセルされる
  • 繁忙期はほとんど通らない

さらに、2024年には一部対象ブランド(リッツ・カールトンなど)が拡大された一方で「スイート以外の部屋にも適用される」ようになり、スイート確約としての魅力が薄まったとも言えます。

つまり、以前より使える範囲が広がったように見えて、肝心のグレード感が失われたという印象です。

エリート会員の増加による特典の希少性ダウン

マリオットのプラチナエリート以上の会員には、以下のような強力な特典が付与されます。

  • 無料の朝食
  • クラブラウンジへのアクセス
  • レイトチェックアウト(最大16時)
  • 空室状況に応じたアップグレード(スイート含む)

しかし、2022年にマリオットボンヴォイアメックス・プレミアム(旧SPGアメックス)が登場し、年間400万円の決済でプラチナエリートが得られるようになったことで、会員数が爆発的に増加。

その結果…

  • 「ラウンジが混雑して快適じゃない」
  • 「アップグレードされないどころか、下位階の部屋だった」
  • 「レイトチェックアウトを断られた」

など、特典のありがたみが感じられなくなってきたという声が広がっています。

とくに繁忙期や人気の都市部ホテルでは、「プラチナ以上が当たり前」のような状況になっており、かつての優越感や特別感が薄れているのは否めません。

運営者

マリオット系列のホテル自体は魅力であることに変わりないですが、ホテルプログラムが改悪してしまい、昔ほどのお得感がなくなってしまいました。

マリオットボンヴォイアメックスをやめておくべき5つの理由

マリオットボンヴォイの改悪により、マリオットボンヴォイアメックスもあまりおすすめできるカードではなくなりました。

現在でも以下のように、魅力的な特典やスペックであるのは事実なのですが…

  • 無料宿泊特典で50,000Pまで泊まれる(※年間150万円のカード利用)
  • 年間400万円決済でプラチナエリートになれる
  • 無条件でゴールドエリートになれる
  • 貯めたポイントを40以上のマイルに交換できる

度重なる改悪で、それほど魅力的ではなくなりました。

魅力的ではなくなっている理由は、以下です。

  • 無料宿泊特典の価値が相対的に下がった
  • ステータス付与の旨味がかなり減った
  • マリオット縛りで旅行の自由度が下がる
  • マイル価値が下落して交換の旨味も薄れた

もちろん、今でもこのカードが合う人は一定数存在します。ですが、それは収入が高く自由度が高い人に限られるのが現実であり、もはや「誰でも発行すべき」時代は終わりました。

ここだけの話、僕は一旦保有し続けています、近々解約する未来が見えています。

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マリオットボンヴォイアメックスをやめておくべき理由を5つ紹介します。

1.無料宿泊特典でいいホテルに泊まれない

MBAカードは、年間で150万円のカード決済をすると無料宿泊特典が付与されます。

マリオットに宿泊する際、現金とポイント、現金とポイントの3つのパターンで予約できるのですが、無料宿泊特典では50,000Pまでのホテルで利用できます。

時期によってホテル宿泊に必要なポイント数が変動するため「無料宿泊特典でこのホテルに泊まれる」と決まっているわけではありません。

また、無料宿泊特典を利用する際には、自前の15,000Pを追加して、最大で65,000Pのホテルまで利用できます。

しかし2024年1月頃に、ホテル宿泊に必要なポイント数が1.5倍ほどになる改悪がありました。

2023年までは無料宿泊特典でリッツ・カールトン大阪やリッツ・カールトン福岡などの1泊5万円超えのホテルに泊まれましたが、2024年現在では50,000Pでは正直いいホテルには泊まれません…

仮に泊まれたとしても、関東圏と関西圏はとても高級なビジネスホテル、という感じであり、ラグジュアリーホテルという印象ではないケースが多数です。

50,000P以内だけど価格が高いケースだと、インバウンド狙いで外国人向け価格という感じであり、おすすめできる可能性は低いのが本音です。

平日や閑散期を狙うのであればまだいいホテルに泊まれる可能性はありますが一般的なお休みのタイミングでは難しいでしょう。

スクロールできます
地域ホテル名必要ポイント価格
北海道東山ニセコ リッツ・カールトン80,000P76,200円
ウェスティンルスツ88,000P53,430円
宮城県ウェスティンホテル仙台50,000P40,860円
山梨県富士マリオット・ホテル山中湖ポイント泊なし78,086円
栃木県リッツ・カールトン日光88,000P160,000円
千葉県シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル77,000P45,600円
東京都東京マリオットホテル63,000P64,947円
メズム東京71,000P110,000円
東京エディション銀座103,000P190,000円
東京エディション虎ノ門112,000P150,000円
リッツ・カールトン東京113,500P160,000円
プリンスギャラリー東京紀尾井町ポイント泊なし120,000円
ザ・プリンス さくらタワー東京、オートグラフ コレクションポイント泊なし56,648円
シェラトン都ホテル東京44,000P55,176円
ウェスティンホテル東京81,000P85,525円
コートヤード・マリオット銀座東武ホテル41,000P72,305円
ACホテル東京銀座55,000P90,322円
アロフト東京銀座50,000P77,017円
コートヤード・バイ・マリオット東京ステーション55,000P49,858円
モクシー東京錦糸町45,000P33,336円
神奈川県ウェスティンホテル横浜58,000P59,043円
横浜ベイシェラトン&タワーズ54,000P50,474円
長野県軽井沢マリオット73,000P54,469円
コートバイマリオット白馬ポイント泊なし29,200円
愛知県TIAD オートグラフ コレクション66,000P60,568円
名古屋マリオットアソシアホテル48,000P39,425円
コートヤード・バイ・マリオット名古屋37,000P31,037円
静岡伊豆マリオット修善寺ポイント泊なし25,705円
滋賀琵琶湖マリオット37,000P28,196円
京都府HOTEL THE MITSUI110,000P200,000円
リッツ・カールトン京都110,000P220,000円
ウェスティン都ホテル京都73,000P58,184円
ザ・プリンス 京都宝ヶ池 オートグラフ コレクション70,000P51,074円
チャプター京都 トリビュート ポートフォリオホテル62,000P23,795円
奈良県JWマリオット・ホテル奈良44,000P55,099円
紫嵐ラグジュアリーコレクション奈良67,000P98,544円
大阪府ウェスティンホテル大阪61,000P40,986円
シェラトン都ホテル大阪空きなし空きなし
大阪マリオット都ホテル54,000P57,399円
W大阪63,000P83,221円
ザ・リッツ・カールトン大阪81,000P78,401円
セントレジデンスホテル大阪92,000P120,000円
コートヤード・バイ・マリオット新大阪ステーション44,000P36,784円
コートヤード・バイ・マリオット大阪本町50,000P40,233円
アロフト大阪堂島47,000P32,186円
兵庫県神戸ベイシェラトン39,000P23,655円
和歌山県南紀白浜マリオットポイント泊なし40,273円
広島県シェラトングランドホテル広島52,000P43,700円
福岡県リッツ・カールトン福岡80,000P120,000円
長崎県長崎マリオット32,000P34,851円
鹿児島県シェラトン鹿児島37,000P42,682円
宮崎県フェニックス・シーガイア・オーシャン・タワー28,000P39,805円
沖縄県シェラトン沖縄サンマリーナリゾート57,000P32,300円
ルネッサンス リゾート オキナワ84,000P29,450円
イラフSUI74,500P78,936円
リッツ・カールトン沖縄77,500P92,978円
各地フェアフィールド・バイ・マリオット〜30,000P〜20,000円
※2024年6月1日〜1泊で必要なポイント数と価格(2024年4月20日に検索)
運営者

無料宿泊特典で泊まれるホテルは、閑散期などならちょっとしたラグジュアリーホテルですが、ちょっと豪華なビジネスホテルが多いです。

2.ユーザーが増えすぎてエリート特典を享受しづらい

MBAカードを持つと、自動的にマリオットのゴールドエリートになれて、年間400万円のカード決済をするとプラチナエリートになれます。

ゴールドエリートやプラチナエリートになると、マリオット系列ホテルに宿泊する時に以下のような特典がありますが…

スクロールできます
特典内容ゴールドプラチナ
無料WiFi
会員限定料金
モバイルチェックイン
完全予約保証
ポイントボーナス+25%+50%
優先レイトチェックアウト14時16時
会員専用デスク
ウェルカムギフトポイントポイント or 朝食 or アメニティ
客室アップグレード○(スイートルームも含む)
ラウンジへのアクセス
無料朝食
ルームタイプの保証
年間チョイス特典
48時間前予約保証
アンバサダーサービス
Your24

とくに着目すべきは、客室アップグレードラウンジへのアクセス、無料朝食です。

プラチナエリートになり客室のアップグレードでスイートになれば、1泊で10万円単位の恩恵が得られることがあるのも事実です。

しかし客室の空き次第なのであまり期待できません。最上位会員のアンバサダーエリートや、その1つ下のチタンエリートがとても増えており、その人たちが優先になるためです。

また、もしプラチナエリート同士でも、よりマリオットにお金を落としている方が優先される印象があり、年に数回泊まるくらいでは大幅なアップグレードは難しいです。

よってMBAカードを保有してゴールドエリートになってもホテル宿泊時の恩恵はほとんどないと言っても過言ではありません。

ゴールドエリートではほぼ恩恵がなく、プラチナになっても客室アップグレードがあまり期待できないので、エリート特典を期待するのは全くもっておすすめできません。

運営者

客室のアップグレードでは、ラグジュアリーホテルではない限り「ちょっと広い程度」や「ちょっと高層階になる程度」が多いです。あまり期待しても…と言う感じです。

続いてラウンジへのアクセスについてですが、僕自身はラウンジに魅力を感じておらず、ほとんどいきません。

無料で軽食やアルコールが提供されますが、かなり簡易的であるケースが多く「旅行先でそれで済ますのは逆に勿体無い」と感じます。

MBAカードを活用している方の中でも「お得」が好きである方は、かなりラウンジを利用されるみたいですが、一般の方はあまり利用しないのでは?と思います。

3.カード年会費が高くて得しづらい

MBAカードの年会費は49,500円と、少し高めです。その分スペックや特典が充実しているのでコスパで言うと悪くはないのですが、正直なところ良いわけでもありません。

年会費は無料宿泊特典(※年間150万円のカード決済が必要)でペイできるのですが、あくまでそれでトントンです。

もし150万円のカード決済ができなかったり、無理して150万円決済の壁をクリアしたりすると、簡単にマイナスになり得ます。

なので確実に年間150万円以上のカード決済ができるのが、MBAカードを発行するスタートラインです。

年会費49,500円は無料宿泊特典でペイできて、他の魅力的な特典が享受できるかもと思うかもしれませんが、他の特典はあまり魅力的ではありません。

仮にゴールドエリートになっても、ステータスを持った会員が急増したことで大した恩恵はありません。これはプラチナエリートになっても同じです。

他の特典では、クレジットカードにありがちな特典くらいしかありません。

4.入会特典が全然魅力的ではない

MBAカードは入会特典として39,000ポイントを獲得できます。

ですが、39,000ポイントあっても泊まれるホテルはかなり限られます。

以下にホテル宿泊に必要なポイント数をまとめましたので、参考にしてください。

地域ホテル名必要ポイント価格
北海道東山ニセコ リッツ・カールトン80,000P76,200円
ウェスティンルスツ88,000P53,430円
宮城県ウェスティンホテル仙台50,000P40,860円
山梨県富士マリオット・ホテル山中湖ポイント泊なし78,086円
栃木県リッツ・カールトン日光88,000P160,000円
千葉県シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル77,000P45,600円
東京都東京マリオットホテル63,000P64,947円
メズム東京71,000P110,000円
東京エディション銀座103,000P190,000円
東京エディション虎ノ門112,000P150,000円
リッツ・カールトン東京113,500P160,000円
プリンスギャラリー東京紀尾井町ポイント泊なし120,000円
ザ・プリンス さくらタワー東京、オートグラフ コレクションポイント泊なし56,648円
シェラトン都ホテル東京44,000P55,176円
ウェスティンホテル東京81,000P85,525円
コートヤード・マリオット銀座東武ホテル41,000P72,305円
ACホテル東京銀座55,000P90,322円
アロフト東京銀座50,000P77,017円
コートヤード・バイ・マリオット東京ステーション55,000P49,858円
モクシー東京錦糸町45,000P33,336円
神奈川県ウェスティンホテル横浜58,000P59,043円
横浜ベイシェラトン&タワーズ54,000P50,474円
長野県軽井沢マリオット73,000P54,469円
コートバイマリオット白馬ポイント泊なし29,200円
愛知県TIAD オートグラフ コレクション66,000P60,568円
名古屋マリオットアソシアホテル48,000P39,425円
コートヤード・バイ・マリオット名古屋37,000P31,037円
静岡伊豆マリオット修善寺ポイント泊なし25,705円
滋賀琵琶湖マリオット37,000P28,196円
京都府HOTEL THE MITSUI110,000P200,000円
リッツ・カールトン京都110,000P220,000円
ウェスティン都ホテル京都73,000P58,184円
ザ・プリンス 京都宝ヶ池 オートグラフ コレクション70,000P51,074円
チャプター京都 トリビュート ポートフォリオホテル62,000P23,795円
奈良県JWマリオット・ホテル奈良44,000P55,099円
紫嵐ラグジュアリーコレクション奈良67,000P98,544円
大阪府ウェスティンホテル大阪61,000P40,986円
シェラトン都ホテル大阪空きなし空きなし
大阪マリオット都ホテル54,000P57,399円
W大阪63,000P83,221円
ザ・リッツ・カールトン大阪81,000P78,401円
セントレジデンスホテル大阪92,000P120,000円
コートヤード・バイ・マリオット新大阪ステーション44,000P36,784円
コートヤード・バイ・マリオット大阪本町50,000P40,233円
アロフト大阪堂島47,000P32,186円
兵庫県神戸ベイシェラトン39,000P23,655円
和歌山県南紀白浜マリオットポイント泊なし40,273円
広島県シェラトングランドホテル広島52,000P43,700円
福岡県リッツ・カールトン福岡80,000P120,000円
長崎県長崎マリオット32,000P34,851円
鹿児島県シェラトン鹿児島37,000P42,682円
宮崎県フェニックス・シーガイア・オーシャン・タワー28,000P39,805円
沖縄県シェラトン沖縄サンマリーナリゾート57,000P32,300円
ルネッサンス リゾート オキナワ84,000P29,450円
イラフSUI74,500P78,936円
リッツ・カールトン沖縄77,500P92,978円
各地フェアフィールド・バイ・マリオット〜30,000P〜20,000円

5.マイル利用の改悪が相次いであった

MBAカードは貯めたポイントを40以上の航空会社のマイルに交換できます。

アライアンス航空会社交換レート
スターアライアンスANA3:1
シンガポール航空
タイ国際航空
エア・カナダ
ターキッシュ エアラインズ
コバ航空
アシアナ航空
エーゲ航空
TAPポルトガル航空
アビアンカ航空
ユナイテッド航空3:1.1
ニュージーランド航空200:1
ワンワールドJAL3:1
キャセイパシフィック航空
ブリティッシュ・エアウェイズ
アラスカ航空
カタール航空
アメリカン航空
カンタス航空
イベリア航空
ランタム航空
スカイチームデルタ航空3:1
エールフランス
大韓航空
サウディア航空
アエロメヒコ航空
ヴァージンアトランティック
非加盟エティハド航空3:1
エミレーツ航空
ハワイアン航空
ヴァージンオーストラリア航空
サウスウェスト航空
フロンティア航空
海南航空
ジェットエアウェイズ
ブエルリング航空
エアリンガス

ANAやJALが含まれているのに加えて、これだけのマイルに交換できるため、賢く使うと少ないポイント数(マイル数)で同じ飛行機に乗れるケースがありました。

一例:東京〜沖縄の必要マイル数
  • ANAマイルの場合:18,000マイル
  • UAマイルの場合:12,000マイル

とくにお得に利用できた航空会社は、ユナイテッド航空(ANA便を予約可能)とブリティッシュエアウェイズ(JAL便を予約可能)です。

しかし、どちらの航空会社も必要マイル数が上がってしまい、お得ではなくなりました。

実際にお得になるケースはまだあり、デルタ航空やシンガポール航空なら燃油サーチャージが不要であったり、カタール航空だとビジネスクラスにお得に乗れたりします。

しかし国際線であり、必要マイル数が多くなるのに加えて、ANAやJALと比較すると利便性が下がるので、基本的にANAやJALマイルが無難です。

そうなると、MBAカードよりも効率的にANAやJALマイルを貯められるカードがあるため、マイル目的である場合にはMBAカードを選ぶのは賢くありません。

まとめ

マリオットボンヴォイの改悪や、マリオットボンヴォイアメックスの普及によるエリート会員の急増により、マリオットは魅力的なポイントプログラムではなくなってきています。

ちなみに、マリオットが人気になったのは、マリオットボンヴォイアメックスの前身であるSPGアメックスがリリースされた2013年です。

そこからジワジワ人気になり、マリオットボンヴォイアメックスへとリニューアルした2022年がピークという印象です。

ここからは徐々に改悪したり、よりユーザーが増えたりすることで、あまり旨味は残っていないと感じます。

ホテルステイをお得かつ優雅にしたい場合には、マリオットではなくヒルトンがおすすめです。

ヒルトンはヒルトンアメックスの登場により、ヒルトンホテルのステイがかなりお得になりましたが、リリースされたのは2021年と比較的最近の話です。

まだまだ国内のユーザーが増えていないので、これからはヒルトンを検討してみてはいかがでしょうか?

年会費16,500円のヒルトンアメックスを持てばゴールドエリートになれて、朝食無料や客室のアップグレードが期待できるので、とてもお得感があります!

以上、マリオットボンヴォイの改悪についてでした!

おまけ:マリオットボンヴォイの改悪によりヒルトンにシフト

マリオットの代替案として、個人的にはヒルトンがおすすめです。

とくに「ヒルトンアメックス(プレミアム)」を保有することで、年会費だけで無条件にヒルトンゴールド会員になれるというのが大きな魅力です。

ヒルトンのゴールドステータスになると…

  • 朝食無料(同伴者も対象)
  • 客室アップグレード(空室があればスイートも)
  • レイトチェックアウト(事前リクエスト)

など、マリオットのゴールドよりも実質的な恩恵がかなり大きいのが特徴です。

さらに、マリオットと比べてまだそこまで会員数が飽和していないため、「ラウンジが混みすぎる」「アップグレードが競争」みたいなストレスが少ないのも地味にうれしいポイントです!

ちなみに、2025年現在、ヒルトンは日本でどんどん増えており、2025年4月にはヒルトン系列の最上級ラグジュアリーブランドであるウォルドーフ・アストリア(Waldorf Astoria)が大阪にできました!

スクロールできます

今後も、ウォルドーフ・アストリア東京日本橋やコンラッド名古屋、コンラッド横浜、キャノピーbyヒルトン東京赤坂などが開業予定であり、盛り上がっていくこと間違いなしです。

運営者

僕はマリオットからヒルトンにシフトしましたが、かなり快適かつお得なホテルステイができるようになったと感じています!

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