この記事ではマリオットボンヴォイアメックスプレミアムカードについてです
2025年8月5日にマリオットボンヴォイアメックスの改定が発表され「自分は乗り換えるべきか?」「乗り換えるならどのクレカにすべきか?」と迷ってしまうかもしれません。
2025年8月21日(木)より、Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード及びMarriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・カードは、 特典・サービスを拡充し、年会費を改定いたします。
引用:Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス提携カードに関するお知らせ
この記事では、そもそも継続するべきか判断する基準と、乗り換える場合におすすめのクレジットカードを紹介します。
マリオットボンヴォイアメックス改悪で解約するかどうかの判断基準
マリオットボンヴォイアメックスを解約するかどうかの判断基準はとても難しいです。
その理由は「マリオットボンヴォイアメックスのどこに価値を感じて使っているか?」が人それぞれ違うためです。
年間のカード決済額が〜400万円の人:基本的に解約
年間のカード決済額が400万円未満の場合には、基本的に解約した方がいいです。
その理由は、マリオットボンヴォイアメックスの目玉得点である無料宿泊特典をもらえないのに加えて、プラチナエリートも狙えないためです。
年会費が10,000円ほど上がりますが、ヒルトンアメックスプレミアムなら無条件で1泊分の無料宿泊特典をもらえます。
仮に、年300万円のカード決済ができれば、追加でもう1泊分の無料宿泊特典をもらえるため、非常にお得なクレジットカードです。
年間のカード決済額が400〜500万円の人:ホテル好きならギリ継続もあり
年間のカード決済額が400万円以上あれば、無料宿泊特典がもらえるため、ホテル好きならギリギリで継続してもいいように感じます。
しかし無料宿泊特典をもらったにせよ「年会費82,500円を支払って8万円前後のホテルに泊まり、他の特典やスペックは無料で使える」というイメージであるため、正直お得とは言いづらいのが本音です。
マリオットボンヴォイアメックスの基本スペックが高くマイルを貯めやすいと言われますが、年間400万円のカード決済では、普通のANAカードやJALカードと比較しても貯まるマイル数に大きな違いはありません。
また、年間のカード決済額が500万円ならプラチナエリートになることができるためマリオットのホテル滞在時に恩恵がありますが、下位ステータスのゴールドではほとんど特典がないと言っても過言ではありません。
年間のカード決済額が500万円〜の人:基本的に継続
年間のカード決済額が500万円以上なら、カードを継続してもいいと思います。
無料宿泊特典がもらえるのに加えて、プラチナエリートになることができるためです。
また、年間500万円以上のカード決済額があれば、マイルのたまりやすさでも恩恵が得られると感じます。

継続の判断はとても難しいですが、正直今回の改訂でそのまま持つべき人の割合はかなり少ないように感じます。
マリオットボンヴォイアメックスの代替クレジットカード5選
マリオットボンヴォイアメックスの代替カードとして、いくつかのパターンでもっともおすすめのクレジットカードを紹介します。
ホテル関連の特典を重視していた場合
- 高級ホテルにお得に泊まりたい人向け:ヒルトンアメックスプレミアム
- 無料宿泊特典でお得にホテルに泊まりたい人向け:アメックスゴールドプリファード
マイル関連の特典を重視していた場合
- 事業用決済ありでJALマイルを貯めていた人:セゾンプラチナビジネス
- 事業用決済なしでJALマイルを貯めていた人:JALカード
- 事業用決済ありでANAマイルを貯めていた人:アメックスビジネスゴールド
- 事業用決済なしでANAマイルを貯めていた人:ANAアメックスゴールド
- 海外を含めさまざまなマイルを貯めていた人:アメックスゴールドプリファード
高級ホテルにお得に泊まりたいならヒルトンアメックスプレミアム


ヒルトンアメックスプレミアムは、ヒルトンとアメックスが提携して発行しているクレジットカードであり、マリオっトボンヴォイアメックスのようにヒルトン系列のホテル関連の特典が充実しています。
マリオット | ヒルトン | |
---|---|---|
年会費 | 82,500円 | 66,000円 |
ポイント還元率 | 3.0% | 3.0% |
会員資格 | プラチナ(年500万円決済が必要) | ゴールド(マリオットのプラチナ相当) ダイヤモンド(年200万円決済) |
無料宿泊特典 | 1泊(年400万円決済が必要) | 2泊(2泊目は年300万円決済が必要) |
無料宿泊特典が半端ない
ヒルトンアメックスプレミアムは、無料宿泊特典が最大で年2回まであります。
1泊目はカード保有していれば無条件でもらうことができ、2泊目は年間300万円のカード決済をするともらえます。
マリオットボンヴォイアメックスは、無料宿泊特典が1泊分だけなのに加えて、その1泊分も年間500万円のカード決済が必要です。
マリオットの無料宿泊特典は、空き状況とポイント数の条件をクリアしたらいつでも宿泊できますが、ヒルトンでは週末(金曜日〜日曜日)しか利用できないというデメリットがあります。
ちなみに、マリオットの場合は、ホテルの無料宿泊に必要なポイント数が変動するため、無料宿泊特典の範囲でホテルを取ろうとすると結構ホテルが制限されます(75,000ポイントまでのホテルに泊まれる)
リッツカールトンにも泊まれる時期はあるのですが、GWや盆、年末年始をはじめ、その土地のシーズン時期などでは必要ポイント数が高騰するため、無料宿泊特典で超高級ホテルになかなか泊まれないのが現実です。
しかし、ヒルトンの場合は無料宿泊特典で泊まれるホテルに制限がないのが魅力です。
例えばですが、空きさえあれば1泊30万円越えのホテルも無料宿泊できます。






僕自身、今年はイタリアにあるFurore Grand Hotelというホテルで無料宿泊券と利用しましたが、宿泊費が1泊20万円だったため、無料宿泊特典だけで40万円も得をしたことになります。
ヒルトンの無料宿泊特典は、マリオットよりもかなり魅力的であり、うまく活用すれば年会費をペイするどころか数十万円も得する可能性すら秘めています。
ゴールド会員資格が無条件で付与される
ヒルトンアメックスプレミアムを保有すると、ゴールド会員資格が無条件で付与されます。
ゴールド会員になると、以下のような特典があるため、ヒルトンホテルでの滞在がお得かつ優雅になります。
- お部屋のアップグレード
- 朝食無料
- 滞在時のリゾート料金無料
- レイトチェックアウト
- ボーナスポイント
- 4泊したら5泊目が無料
しかし、ゴールド会員ではラウンジアクセスができず、ダイヤモンド会員にならなければいけません。
ですがヒルトンアメックスプレミアムで年間200万円のカード決済でダイヤモンド会員になれるため、メインカードとして活用していればダイヤモンド会員になるのは難しくはないはずです。
ちなみにマリオットではリッツカールトンなどの超高級ホテルでは、会員特典で朝食がつかないこともありますが、ヒルトンではほとんどのホテルで朝食がつきます。








また、マリオットは会員が多すぎて会員特典による客室アップグレードがあまり期待できませんが、ヒルトンのダイヤモンド会員ではアップグレード率がかなり高いと感じます。
実際にもっともランクが低い部屋を予約してスイートルームにアップグレードされるという経験が何度もあります。




マリオットではスイートルームへのアップグレードができないホテルも増えているため、ヒルトンの強みだと感じます。
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無料宿泊券でお得にホテルに泊まりたいならアメックスゴールドプリファード


アメックスゴールドプリファードは、特定のホテルと提携して発行せずにアメックスのみで発行しているカードであるため、色々なホテルの特典があるクレジットカードです。
年会費が4万円以上あるため、マリオットボンヴォイアメックスプレミアムと比較すると、特典が劣るのが現実です。
マリオット | アメックスゴールド | |
---|---|---|
年会費 | 82,500円 | 39,600円 |
会員資格 | プラチナ(年500万円決済が必要) | 西武プリンスホテル ゴールド |
無料宿泊特典 | 1泊(年400万円決済が必要) | 1泊(年200万円決済が必要) |
ホテル優待 | マリオットのみ | 600を超えるホテルやリゾート |
トラベルクレジット | ー | 10,000円分 |
入会(継続)特典 | 無料宿泊1泊分 | 120,000マイル相当 |
ホテル関連の特典の魅力が落ちたとしても、年会費を下げつつお得にホテルステイを楽しみたい方は、選択肢としてとてもありなカードです。
無料宿泊特典のホテルのランクは高くはない
マリオットボンヴォイアメックスと同様、アメックスゴールドプリファードにも無料宿泊特典があります。
無条件でもらえるわけではなく、年間200万円のカード決済が必要です。
泊まれるホテルのランクは正直高いわけではありませんが、1泊5万円前後のホテルに泊まれるため、特典の魅力としては十分過ぎるほどあります。
2025年度で、無料宿泊特典の対象となるホテルグループは以下の通りで、全国各地の施設が登録されているのも利便性の高いポイントです。
フリー・ステイ・ギフト for ゴールド・プリファードの対象ホテルグループ(2025年2月14日時点)
- 西武プリンスホテルズ&リゾーツ
- マリオット・インターナショナル
- オークラ ニッコー ホテルズ
- ハイアットホテルズアンドリゾーツ
- ニューオータニホテルズ
- ロイヤルパークホテルズ
僕は今年、フリーステイギフトを利用してザ・プリンスパークタワー東京に泊まりました。


同日の同じ部屋が6万円ほどしたため、これだけで年会費をペイできちゃうの?と驚きました。
会員資格は西武プリンスホテルのみ
アメックスゴールドプリファードでは、Seibu Prince Hotels & Resorts(西武プリンスホテルズ&リゾーツ)のゴールドメンバー資格が付与されます。
通常は、ゴールドメンバー資格を獲得するためには西武プリンスホテルズ&リゾーツでの宿泊などで年間で200,000円以上の利用が必要です。
ゴールドメンバー資格を保有すると、西武プリンスホテルズ&リゾーツが運営するホテルに宿泊をする際に、以下の一例のような特典・優待が利用できます。
ゴールドメンバーの特典内容
- レイトチェックアウト
- 優先チェックイン&チェックアウト
- お食事10回でお食事券プレゼント
- お誕生月にプチギフト
西武プリンスホテルズ&リゾーツをよく利用している方にとっては魅力的ですが、これまで利用したことがない方にとってはそれほど惹かれる会員資格ではないかもしれません。
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事業用決済ありでJALマイルを貯めていくならセゾンプラチナビジネスアメックス


セゾンプラチナビジネスは、JALマイル還元率1.125%の高還元率なクレジットカードです。
マリオット | セゾンプラチナビジネス | |
---|---|---|
年会費 | 82,500円 | 33,000円(初年度無料) |
マイル還元率 | 1.0%(最大1.25%) | 1.125% |
マリオットボンヴォイアメックスは、ポイント還元率が3.0%ですが、ポイントをJALマイルに交換する際の交換レートが3:1であるため、マイル還元率で言うと1.0%となり、セゾンプラチナビジネスの方が勝ります。
またマリオットボンヴォイアメックスは2025年10月28日より事業用決済でポイント付与がなくなりますが、セゾンプラチナビジネスではポイントがもらえるため、その点でもJALマイルを貯めやすいと言えます。
年会費が5万円ほどお得であるのに加えて、初年度の年会費が無料であるため保有しやすいです。
ちなみにビジネスカードとありますが、個人の場合でも発行できるため、安心して申し込みしてください。
プライオリティ・パス(年6.2万円相当)が無料付帯
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードを持っているとプライオリティ・パスという世界中の空港ラウンジを利用できるサービスが無料で付帯します。


会員証には3つのグレードがありますが、セゾンプラチナビジネスには最上位グレードである「プレステージ」が無料で付帯されます。
プライオリティ・パスの主なグレードの違いは以下の通り。


スタンダード
- 年会費99米ドル
- ラウンジ1回あたりの利用料35米ドル
- 同伴者1名あたりの利用料35米ドル
スタンダード・プラス
- 年会費299米ドル
- 会員はラウンジ無料利用10回(その後の利用料35米ドル)
- 同伴者1名あたりの利用料35米ドル
プレステージ
- 年会費429米ドル
- 会員はラウンジ利用料が全て無料
- 同伴者1名あたりの利用料35米ドル
2025年9月現在だと、なんと世界148ヶ国で1,600以上の空港ラウンジが利用可能です。
プライオリティパスは通常だと$429(62,000円ほど)なので、これだけで年会費をペイできるほどです!
空港をよく利用する方にとっては、とても嬉しい特典です。
ちなみに空港ラウンジは以下のような感じです。










空港ラウンジには、ドリンクや軽食、ソファなどもあるのでフライトまでの時間をゆっくり過ごせます。
ここで晩御飯も済ませられるのでは?というクオリティのラウンジも多いです!
中にはシャワー付きのラウンジもあるので、フライト前にスッキリした状態になれるのが、個人的にとても嬉しいポイントです!
また、海外の空港ではWi-Fiが安定してないことが多々あり、そんな時でもラウンジ内に速度が速いWi-Fiがあることが多いのもとても助かります。
出張や旅行の時に早めに空港に着いたらぜひ活用してみてください。
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事業用決済ありでANAマイルを貯めていくならアメックスビジネスゴールド


アメックスビジネスゴールドは、事業用決済をするかつANAマイルを貯めたい人にぴったりのカードです。
マリオット | アメックスビジネスゴールド | |
---|---|---|
年会費 | 82,500円 | 49,500円 |
マイル還元率 | 1.0%(最大1.25%) | 1.0% |
入会(継続)特典 | 無料宿泊1泊分 | 10万円キャッシュバック |
アメックスビジネスゴールドは、マイル還元率1.0%と高還元率でANAマイルを貯められます。
マリオットボンヴォイアメックスは2025年10月28日より事業用決済でポイント付与がなくなりますが、アメックスビジネスゴールドではポイントがもらえるため、その点でもANAマイルを貯めやすいと言えます。
また、アメックスビジネスゴールドは、入会特典で合計10万円のキャッシュバックがあるため、2年間は無料で試すことができる点もメリットです。
券面はメタルデザインでカッコ良さもある
アメックスビジネスゴールドは金属製のメタルカードです(ACカードと呼ばれるプラスチック製のカードも無料で発行可能)
通常のプラスチック製カードが5gなのに対して、アメックスビジネスゴールドは15gの重さ(3倍)です。


持った瞬間にズシッとくる重厚感に、テンションが上がらない方は少ないでしょう。
メタルカードなのでお店によっては利用できないケースがあるとの声もありますが、ACカードと呼ばれるプラスチック製のカードも無料で発行できます。
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事業用決済なしでANAマイルを貯めていくならANAアメックスゴールド


ANAアメックスゴールドは、数あるクレジットカードの中で、非常にANAマイルを貯めやすいカードです。
ANAアメックスゴールド | マリオットアメックスプレミアム | |
---|---|---|
年会費 | 34,100円 | 82,500円 |
マイル還元率 | 1.0% | 1.0%(最大1.25%) |
交換できるマイルの種類 | ANAのみ | 40社前後 |
入会(継続)特典 | 100,000マイル | 無料宿泊1泊分 前年度の条件クリアでもらえる分 |
マイル還元率は1.0%であり、マリオットアメックスプレミアムには劣りますが、それでも高還元率でANAマイルを貯められる優秀なカードです。
ANAアメックスゴールドを利用するとアメックスのポイントが貯まり、そのポイントをANAマイルに交換することでANAマイルを得られる仕組みなのですが、アメックスのポイントの有効期限がないのが隠れたメリットです。
ポイント失効を気にすることなくコツコツとANAマイルを貯められます。
また、ANAアメックスゴールドには入会特典があり、2025年9月現在では合計100,000マイル相当のポイントが獲得できます。
10万マイルはハワイをビジネスクラスで1往復半できるマイル数であり、1,000万円のカード決済をしてようやくもらえるポイント数です。
入会特典で合計10万マイルもらえる
ANAアメックスゴールドは万能でコスパいいカードであるのですが、それ以前に「入会特典」が凄すぎるカードです。
なんと発行+利用で合計100,000マイル相当のポイントを獲得できます。100,000マイルあると、ハワイ2往復半も可能です。
ここまで豪華な入会特典は、数あるクレジットカードの中でもトップクラスです。
もちろん条件があり、その条件はカンタンではありませんが、達成できる見込みがあるならチャンスです。
条件は以下の通りです。
- カード付帯特典
2,000マイル - ご利用ボーナス1
ご入会後3ヶ月以内に合計60万円以上のカードご利用で16,000ボーナスポイント - ご利用ボーナス2
ご入会後3ヶ月以内に合計100万円以上のカードご利用で12,000ボーナスポイント - ご利用ボーナス3
ご入会後3ヶ月以内に合計180万円以上のカードご利用で20,000ボーナスポイント - ご利用ボーナス4
ご入会後3ヶ月以内に合計200万円以上のカードご利用で30,000ボーナスポイント - 通常ご利用ポイント
合計200万円以上のカードご利用で20,000ポイント
入会特典を受け取るハードルは低くないのですが、それでも合計100,000マイルを獲得できるのはとても魅力です。
ハードルをクリアするために、Amazonギフト券を購入したり、今後買うものを先に買ったりと、すこし無理してでも獲得する価値があります。
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マリオットボンヴォイアメックスの改訂(改善・改悪)に関するFAQ
最後に、マリオットボンヴォイアメックスの改訂に関するよくある質問をまとめました。
改訂に伴うカード移行期間の特別措置は活用するべき?
現在マリオットボンヴォイアメックスを持っている人(正確には2025年8月20日までにマリオットボンヴォイアメックスを持っている人)は、移行期間の特別措置があります。


具体的には、年会費は上がるものの、無料宿泊特典のクリア条件が下がるというものです。
更新のタイミングで年会費82,500円の支払いは必須ですが、1年間で150万円のカード決済をしたら、最大75,000ポイントまで泊まれる無料宿泊特典がもらえます(通常は年400万円決済)
ただし、2回は年会費82,500円を払わないといけない点については、頭に入れておきましょう(無料宿泊特典は、カード更新した後に付与されるため)
マリオットボンヴォイアメックスを解約するのにおすすめなタイミングは?
マリオットボンヴォイアメックスに限らず、クレジットカードは年会費が請求される「前月」までには解約するのがおすすめです。
期限ギリギリだと忘れて年会費だけ引き落とされてしまう可能性があるためです。
すぐに解約したらアメックスからいい条件で引き止められる?
アメックスカードでは、解約する際に引き止められるケースがあり、今回のマリオットのリニューアルを受けて解約を申し出た人の中には引き止めを受けた人もいるみたいです。


条件は人によって異なり、年会費を無料にしてくれたケースや、更新後に30万円のカード決済をしたら30,000ポイントもらえるというケースなど様々です。
継続したいけど引き止めてもらってお得に済ませようという人がたくさん活用することで、こういう制度もどんどん改悪していきそうです。
継続する場合に年会費が82,500円になる(引き落とされる)タイミングは?
新しい年会費が引き落とされるタイミングは人によって違います。


引き落としタイミングを知るには、まず会員サイトで去年の年会費の請求日がいつかをしらべましょう。
もし請求日が11月以降の場合は、去年の年会費の引き落としと同じタイミングで、82,500円の請求がきます。
もし請求日が8〜10月なら、おおよそ1年後です。
仮に請求日が10/22だった場合、2025年10月22日には49,500円の請求があり、2026年10月22日に82,500円の請求があります。
マリオットボンヴォイアメックスの改悪後の代替カードと解約する人の意見まとめ
マリオットボンヴォイアメックスがリニューアルするということで、他のカードを切り替えたいという人に向けて代替カードを紹介しました。
これまでマリオットボンヴォイアメックスを持っていた人の中には、他のカードにした方がお得になるケースがかなり多くいると感じています。
しかし、代替カード選びを失敗してしまうと、損してしまう以外にもまた他のカードを検討するなどの手間が増えてしまうため、代替カードは慎重に選んでみてください。
基本的には以下のカードを選べば、お得になることが多いです。
ホテル関連の特典を重視していた場合
- 高級ホテルにお得に泊まりたい人向け:ヒルトンアメックスプレミアム
- 無料宿泊特典でお得にホテルに泊まりたい人向け:アメックスゴールドプリファード
マイル関連の特典を重視していた場合
- 事業用決済ありでJALマイルを貯めていた人:セゾンプラチナビジネス
- 事業用決済なしでJALマイルを貯めていた人:JALカード
- 事業用決済ありでANAマイルを貯めていた人:アメックスビジネスゴールド
- 事業用決済なしでANAマイルを貯めていた人:ANAアメックスゴールド
- 海外を含めさまざまなマイルを貯めていた人:アメックスゴールドプリファード
この記事がマリオットボンヴォイアメックスの改悪に伴う代替カード探しの参考になれば幸いです。
以上、マリオットボンヴォイアメックスの代替カードについてでした!
おさらい:マリオットボンヴォイアメックスの改訂(改善・改悪)内容
マリオットボンヴォイアメックスの改訂内容は以下の通りです。
- 年会費が49,500円から82,500円に改悪
- 無料宿泊特典の付与条件が年間150万円決済から400万円決済に改悪
- 無料宿泊特典で泊まれるホテルの幅が最大7.5万Pから最大9万pに改善
- マリオットのプラチナエリート資格付与条件が年間400万円決済から500万円決済に改悪
- 事業用決済がポイント対象外・公共料金や税金の支払いのポイント付与率が3分の1に改悪
- ポケットコンシェルジュ利用時に20%キャッシュバック特典(半年ごとに最大5,000円)が追加
それぞれ詳しくみていきます。
年会費が49,500円から82,500円に改悪


カード年会費が49,500円から82,500円になりました。
改善した内容が以下の2点であるため、コスパは悪くなったという印象です。
- 無料宿泊特典で泊まれるホテルの幅が最大7.5万Pから最大9万pに
- ポケットコンシェルジュ利用時に20%キャッシュバック特典が追加(半年ごとに最大5,000円)
しかし人によっては、値上げ以上の価値を感じるかもしれません。
無料宿泊特典で泊まれるホテルのグレードが上がったため、使い方によってはこの改善だけでも年会費以上の価値を見出すことも可能です。
また、年会費がアップすることでマリオットボンヴォイアメックスの保有者が減り、その分プラチナエリートも減ることで、マリオットホテルでの滞在がより快適になる可能性があります。
家族カードの年会費も24,750円から41,250円に改悪(1枚目は無料)
本会員のカード年会費だけではなく家族カード会員のカード年会費も上がりました。
1枚目は無料ですが、2枚目以降は41,250円です。
ですが、そもそもマリオットボンヴォイアメックスの家族カードは持つメリットがなかったため、とくに影響する人は少なそうです。
無料宿泊特典の付与条件が年間150万円決済から400万円決済に改悪
マリオットボンヴォイアメックスの目玉特典である無料宿泊特典ですが、獲得できる条件がかなり厳しくなりました。
元々は、1年間で150万円のカード決済で付与されましたが、400万円のカード決済が必要になりました。
これは多くの方にとってかなりの改悪になったと考えられます。
マリオットボンヴォイアメックスは、年間150万円のカード決済をして無料宿泊特典を得られれば、年会費のペイが簡単であり、他の特典を無料で享受できる状況でしたが、そういう保有の仕方ができなくなります。
無料宿泊特典で泊まれるホテルの幅が最大7.5万Pから最大9万pに改善


そもそもマリオットのホテルにポイント宿泊する際、ホテルごとに必要なポイント数が異なり、同じホテルでも日によって必要ポイント数が変動する仕組みになっています。
無料宿泊特典では「このホテルに泊まれる」という明確な基準はなく、最大75,000ポイント(通常は50,000ポイントで最大15,000ポイントの手出しが可能)まで使えました。
その最大ポイント数が90,000ポイント(通常は75,000ポイントで最大15,000ポイントの手出しが可能)に改善されました。
15,000ポイント違うと、ホテルのグレードが1,2段階上がるため、かなりの改善ポイントです。
リニューアル後の無料宿泊特典で泊まれる超ホテル
(一部、15,000ポイントの手出しあり)












ちなみにマリオット系列のホテルのポイント宿泊に必要なポイント数の目安は以下の通りです。
ポイント宿泊に必要なポイント数の目安
地域 | ホテル名(一例) | 参考ポイント |
---|---|---|
北海道 | 東山ニセコビレッジ、リッツ・カールトン・リザーブ | 90,000〜120,000 |
ウェスティン ルスツリゾート | 56,000〜83,000 | |
宮城県 | ウェスティンホテル仙台 | 24,000〜49,000 |
栃木県 | ザ・リッツ・カールトン日光 | 89,000〜120,000 |
千葉県 | シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル | 52,000〜75,000 |
東京都 | 東京マリオットホテル | 50,000〜65,000 |
ザ・プリンスさくらタワー東京、オートグラフ コレクション | 40,000〜60,000 | |
ザ・リッツ・カールトン東京 | 80,000〜125,000 | |
ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町 | 83,000〜92,000 | |
東京エディション虎ノ門 | 79,000〜120,000 | |
メズム東京 | 63,000〜73,000 | |
シェラトン都ホテル東京 | 35,000〜37,000 | |
ウェスティンホテル東京 | 62,000〜87,000 | |
コートヤード・マリオット銀座東武ホテル | 30,000〜40,000 | |
ACホテル東京銀座 | 54,000〜56,000 | |
コートヤード・バイ・マリオット東京ステーション | 39,000〜60,000 | |
神奈川県 | ウェスティンホテル横浜 | 47,000〜56,000 |
横浜ベイシェラトン&タワーズ | 38,000〜48,000 | |
福井県 | コートヤード・バイ・マリオット福井 | 20,000〜27,000 |
山梨県 | 富士マリオット・ホテル山中湖 | 32,000〜54,000 |
長野県 | 軽井沢マリオットホテル | 45,000〜63,000 |
コートヤード・バイ・マリオット白馬 | 24,000〜38,000 | |
愛知県 | TIAD オートグラフ コレクション | 46,000〜66,000 |
名古屋マリオットアソシアホテル | 33,000〜43,000 | |
コートヤード・バイ・マリオット名古屋 | 27,000〜40,000 | |
京都府 | 翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル京都 | 88,000〜128,000 |
HOTEL THE MITSUI KYOTO | 106,000〜150,000 | |
ザ・リッツ・カールトン京都 | 102,000〜140,000 | |
ウェスティン都ホテル京都 | 49,000〜75,000 | |
ザ・プリンス 京都宝ヶ池 オートグラフ コレクション | 29,600〜50,000 | |
チャプター京都 トリビュートポートフォリオホテル | 50,000〜70,000 | |
奈良県 | JWマリオット・ホテル奈良 | 50,000〜65,000 |
紫翠 ラグジュアリーコレクションホテル 奈良 | 62,000〜78,000 | |
大阪府 | ウェスティンホテル大阪 | 41,000〜64,000 |
シェラトン都ホテル大阪 | 33,000〜44,000 | |
大阪マリオット都ホテル | 47,000〜67,000 | |
W大阪 | 46,000〜76,000 | |
ザ・リッツ・カールトン大阪 | 60,000〜100,000 | |
セントレジデンスホテル大阪 | 58,000〜100,000 | |
THE OSAKA STATION HOTEL, Autograph Collection | 48,000〜72,000 | |
コートヤード・バイ・マリオット新大阪ステーション | 30,000〜50,000 | |
兵庫県 | 神戸ベイシェラトン ホテル&タワーズ | 23,000〜30,000 |
広島県 | シェラトングランドホテル広島 | 37,000〜60,000 |
福岡県 | ザ・リッツ・カールトン福岡 | 66,000〜87,000 |
長崎県 | 長崎マリオットホテル | 21,000〜42,000 |
鹿児島県 | シェラトン鹿児島 | 25,000〜52,000 |
沖縄県 | ザ・リッツ・カールトン沖縄 | 83,000〜120,000 |
シェラトン沖縄サンマリーナリゾート | 55,000〜73,000 | |
ルネッサンス リゾート オキナワ | 50,000〜70,000 | |
イラフ SUI ラグジュアリーコレクションホテル 沖縄宮古 | 70,000〜120,000 |
マリオットのプラチナエリート資格付与条件が年間400万円決済から500万円決済に改悪


マリオットボンヴォイアメックスを保有して、年間400万円のカード決済をすると、マリオットのプラチナエリートという会員ランクが付与されましたが、条件が年間500万円のカード決済に改悪されました。
2025年8月20日までに本カードを保有・申し込みをした人は、2025年のプログラム期間(2025年1月1日~2025年12月31日)においては、年間400万円のカードの利用で、プラチナエリート会員資格を達成となり、1ヶ月後を目途に特典が付与されます。
僕はマリオットボンヴォイアメックスを保有している状態であるため、下記のように「400万円のカード利用でプラチナエリート」とアプリ上で確認できました。


2027年でプラチナエリートになるためには、2026年から500万円のカード決済が必要なので、覚えておきましょう。
事業用決済がポイント対象外・公共料金や税金の支払いのポイント付与率が3分の1に改悪


マリオットでは、暗黙の了解的に事業用の決済でもポイントが付与されていました。
しかし、今回のリニューアルで明確に以下の支払いについてはポイント対象外となりました。
- 医療機器/医療材料
- 運送関連費用
- オフィス用品
- 建設資材
- 広告宣伝費用
- 歯科材料 食品/酒類 卸
- 自動車パーツ
- 動物用医薬品
- 農業用資材・機械等
- 美容室用具等
- その他、事業用決済等に関わる加盟店でのお支払い
これまで事業用決済でポイントを貯めていた人からすると大改悪でしょう。
事業用決済についての詳細は公式サイトにまとめられています。
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