2025年8月5日にマリオットボンヴォイアメックスがリニューアルを発表したことで「改悪した」「もう継続しない」「発行して後悔した」と言う声をかなり多く見ました。
2025年8月21日(木)より、Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード及びMarriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・カードは、 特典・サービスを拡充し、年会費を改定いたします。
引用:Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス提携カードに関するお知らせ
この記事では、解約するという人の意見やおすすめの解約タイミング、解約引き止めについて解説します。
- 解約するという人は「年会費分を回収できない」「特典の取得条件が厳しい」という声が大半
- 解約する場合のおすすめのタイミングは、カード更新の1ヶ月前
- 解約する際に解約の引き止めをされるケースがあり、その場合にはプレゼントをもらえる
マリオットボンヴォイアメックスの改訂を改悪と感じて解約するという人の声
マリオットボンヴォイアメックスを解約するという人の声を紹介します。
解約する理由は、ほとんどが以下でした。
- 無料宿泊特典・プラチナエリートの取得条件が厳しい
- 年会費が上がったものの年会費分を回収できない
- 事業用決済のポイント付与がなくなった
年会費が上がったものの年会費分を回収できない(無料宿泊特典の取得条件が厳しい)
マリオットボンヴォイアメックスの年会費が49,500円から82,500円に上がり、目玉特典である無料宿泊特典やプラチナエリート付与特典の取得条件も厳しくなりました。
とくに注目されるのが無料宿泊特典の条件変更です。
無料宿泊特典の獲得条件が「年間150万円決済」から「年間400万円決済」へと大幅に引き上げられたことで、特典を得られる人は限られてしまうようになりました。
これまで無料宿泊特典を活用して年会費をカバーしていた利用者にとっては、年会費負担だけが重く残る形となり解約の動きが広がっているようです。
事業用決済のポイント付与がなくなった
これまで、マリオットボンヴォイアメックスで事業に関する経費決済をしてもポイントが付与されていましたが、今回の改定で「事業用決済」に対してはポイントが付与されなくなりました。
マリオットボンヴォイアメックスでポイントは得られないけど、他の法人向けカードで決済すれば何かしらポイント付与があるという状況になった今、マリオットボンヴォイアメックスを持つ理由はなくなったというわけです。
マリオットボンヴォイアメックスを解約するかどうかの判断軸
マリオットボンヴォイアメックスを解約するかどうかの判断基準はとても難しいです。
その理由は「マリオットボンヴォイアメックスのどこに価値を感じて使っているか?」が人それぞれ違うためです。
年間のカード決済額が〜400万円の人:基本的に解約
年間のカード決済額が400万円未満の場合には、基本的に解約した方がいいです。
その理由は、マリオットボンヴォイアメックスの目玉得点である無料宿泊特典をもらえないのに加えて、プラチナエリートも狙えないためです。
年会費が10,000円ほど上がりますが、ヒルトンアメックスプレミアムなら無条件で1泊分の無料宿泊特典をもらえます。
仮に、年300万円のカード決済ができれば、追加でもう1泊分の無料宿泊特典をもらえるため、非常にお得なクレジットカードです。
年間のカード決済額が400〜500万円の人:ホテル好きならギリ継続もあり
年間のカード決済額が400万円以上あれば、無料宿泊特典がもらえるため、ホテル好きならギリギリで継続してもいいように感じます。
しかし無料宿泊特典をもらったにせよ「年会費82,500円を支払って8万円前後のホテルに泊まり、他の特典やスペックは無料で使える」というイメージであるため、正直お得とは言いづらいのが本音です。
マリオットボンヴォイアメックスの基本スペックが高くマイルを貯めやすいと言われますが、年間400万円のカード決済では、普通のANAカードやJALカードと比較しても貯まるマイル数に大きな違いはありません。
また、年間のカード決済額が500万円ならプラチナエリートになることができるためマリオットのホテル滞在時に恩恵がありますが、下位ステータスのゴールドではほとんど特典がないと言っても過言ではありません。
年間のカード決済額が500万円〜の人:基本的に継続
年間のカード決済額が500万円以上なら、カードを継続してもいいと思います。
無料宿泊特典がもらえるのに加えて、プラチナエリートになることができるためです。
また、年間500万円以上のカード決済額があれば、マイルのたまりやすさでも恩恵が得られると感じます。

継続の判断はとても難しいですが、正直今回の改訂でそのまま持つべき人の割合はかなり少ないように感じます。
マリオットボンヴォイアメックスの解約方法(引き止めについても)
マリオットボンヴォイアメックスを解約する方法は、電話のみです。
電話番号は以下です。
オペレーターの方にカードの解約をお願いしますと伝えれば解約ができます。
とくに強引な引き止めはありませんが、人によっては好条件付きでの引き止めがあります。
好条件付きになる方として、それになりに決済額があったり、マリオット系列のホテルを利用している印象があります。
解約時の引き止めオファー
解約する際、人によっては引き止めがありますが、その内容は以下です。
- 年会費更新で無料宿泊プレゼント
- 30,000〜50,000ポイントの付与
- 1万円分の食事券のプレゼント
実際にTwitterなどでは「引き止めがあった!」との声が多数あります。






解約時の注意点
マリオットボンヴォイアメックスを解約する時の注意点は以下の通りです。
- 利用残高は一括での請求
- 家族カードやETCカードも解約
また、もしもマリオットボンヴォイアメックスを自動引き落としの支払いに登録している場合には、変更する必要もあります。
スマホ料金や公共料金などに設定している場合には注意してください。
マリオットボンヴォイアメックスの解約に関するよくある質問
マリオットボンヴォイアメックスを解約するのにおすすめなタイミングは?
マリオットボンヴォイアメックスに限らず、クレジットカードは年会費が請求される「前月」までには解約するのがおすすめです。
期限ギリギリだと忘れて年会費だけ引き落とされてしまう可能性があるためです。
マリオットボンヴォイアメックスでは解約を引き止められる?
アメックスカードでは、解約する際に引き止められるケースがあり、今回のマリオットのリニューアルを受けて解約を申し出た人の中には引き止めを受けた人もいるみたいです。


条件は人によって異なり、年会費を無料にしてくれたケースや、更新後に30万円のカード決済をしたら30,000ポイントもらえるというケースなど様々です。
継続したいけど引き止めてもらってお得に済ませようという人がたくさん活用することで、こういう制度もどんどん改悪していきそうです。
マリオットボンヴォイアメックスを解約したらポイントはどうなる?
マリオットボンヴォイアメックスを解約しても、Marriott Bonvoy会員アカウントはそのまま残るので、カード解約後もポイントやステータスはそのままです。
ただし、ポイントの有効期限(24ヶ月間)に注意が必要です。
定期的なポイント加算がなくなると失効してしまうため、解約後もポイントを動かす手段(宿泊や移行)を考えておきましょう。
マリオットボンヴォイアメックスの解約前にやっておくべきことは?
- 無料宿泊特典が残っていないか確認(使い切ってから解約を)
- マイル移行などの予定があるなら、先に完了させておく
- ポイント残高を確認し、必要なら宿泊予約やマイル交換で消化する
解約後はカードが使えなくなるため、ポイント・特典まわりの処理は事前に済ませておくのが鉄則です。
マリオットボンヴォイアメックスを解約したらまた再入会できる?
再入会自体は可能です。
ただし、入会キャンペーン特典(ポイントプレゼントなど)は原則一度きりなので、再入会時には付与されないケースがほとんどです。
タイミングを見て「また発行したい」と思えるなら、慎重に判断した方がいいでしょう。
まとめ
これまでコスパ抜群なカードであり、アメックスカードの中で圧倒的な人気を誇っており、ユーザーが多かっただけにマリオットボンヴォイアメックスの改訂がSNSなどでもとても話題になりました。
残念ながら、マリオットボンヴォイアメックスの改訂により解約する人はかなりいる印象です。
年会費が49,500円から82,500円に上がったり、無料宿泊特典の獲得条件がハードになったりなど、カンタンに年会費ペイしてお得に保有できなくなったので、仕方のないことでしょう…
改訂に伴いマリオットボンヴォイアメックスを解約するという場合には、有効期限の1ヶ月前には解約をしてください。
マリオットボンヴォイアメックスは、ホテルにお得に旅行できたり、ポイントをマイルに交換しやすかったり、とても魅力的でしたが、自分のライフスタイルに合ったクレカは他にも絶対あります。
もし解約するという場合には、以下のマリオットボンヴォイアメックスの代替カードについての記事もぜひ参考にしてください。


以上、マリオットボンヴォイアメックスの解約についてでした!